「今、兄さんを支配してるのは、僕だよ。身体で理解すればいい―」
IT企業を営む佐伯聖司の前に、十年前に気まずく別れて音信不通だった義理の弟・怜が姿を現す。
怜は幼い頃に引き取られた父の愛人の子。
優しく接する聖司だけに懐き、実兄以上の敬意や好意を熱心に寄せていた。
だが、ある日を境に避けられるようになり、聖司は戸惑った。
投資会社の担当として再会した怜は精悍な美貌と自信にあふれた大人の男に成長していた。
兄弟関係の復活を聖司は望むが、会社への融資を盾に怜に無理矢理犯されてしまい―。