龍神と許嫁の赤い花印(1)

「迎えにいくよ、愛しの君を――」

手の甲に赤い椿の形のアザを持つ少女・ミト。
本来であれば龍神の伴侶の証として祝福されるべき花印だが、
ミトが生まれ育った村では凶兆として忌み嫌われていた。
『忌み子』と呼ばれ虐げられる日々の中、唯一の救いは幼い頃から夢に現れる
不思議な男性・波琉と過ごす時間だった。
一方、天界を治める最高位の龍神・波琉もまた、夢の中で会うミトが気になっていて……。

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