虐げられ令嬢ですが、なぜか女嫌いのエリート魔術師に溺愛されました

〈あらすじ〉
愛人の子として生まれたソニアは、子爵家に引き取られたものの下女のように扱われ
ている召使い令嬢』だった。貴族であることを示す『魔力』もないため蔑まれてきた
ソニアは、ひどい暮らしから抜け出そうと商人と婚約する。しかし、結婚の条件とし
て提示されたのは“魔法が使える”ことだった。結納金を手に入れたい父親が、つて
をたどって頼んだ魔法の家庭教師は、特級魔術師で侯爵家子息のアルベルト。並外れ
た美形のアルベルトにソニアもひそかに憧れていたが、彼は女嫌いとして有名だっ
た。はじめて指導を受ける日、アルベルトはソニアに「あなたには性教育が必要で
す」と宣言する。第7回ムーンドロップス恋愛小説コンテスト最優秀賞受賞作。