内容紹介
同じ施設出身で、失声症の高校生・柚希(ゆずき)と
暮らすサラリーマンの塁人(るいと)。
昔から真っ直ぐに慕ってくれる柚希は
弟のように大切な存在だ。
そんな塁人の唯一の後悔は幼い頃、
声が出なくなった柚希に包帯を巻いてあげたこと。
その時、声を出せて以来、
柚希は首に包帯がないと喋ることができない。
俺と出会っていなければ、ちゃんと治療して
今頃普通に喋れていたかもしれないのに――。
罪悪感が募る一方のある日、
柚希が就職のための模擬面接に挑戦することを知る。
「塁人に甘えてばかりじゃいられないから、
頑張りたい」
病気と向き合う一生懸命な姿を応援したいと思うけれど、
いつか包帯が不要になり、
己の手を離れていくだろう柚希の未来に
なぜか焦燥感を覚えてしまい…!?
暮らすサラリーマンの塁人(るいと)。
昔から真っ直ぐに慕ってくれる柚希は
弟のように大切な存在だ。
そんな塁人の唯一の後悔は幼い頃、
声が出なくなった柚希に包帯を巻いてあげたこと。
その時、声を出せて以来、
柚希は首に包帯がないと喋ることができない。
俺と出会っていなければ、ちゃんと治療して
今頃普通に喋れていたかもしれないのに――。
罪悪感が募る一方のある日、
柚希が就職のための模擬面接に挑戦することを知る。
「塁人に甘えてばかりじゃいられないから、
頑張りたい」
病気と向き合う一生懸命な姿を応援したいと思うけれど、
いつか包帯が不要になり、
己の手を離れていくだろう柚希の未来に
なぜか焦燥感を覚えてしまい…!?