内容紹介
名門アブズマール家に生まれたミシュアル。
兄たち同様、自分がアルファであることを信じて疑わなかった。
そしていずれは衛兵として、尊敬する次期国王・イズディハールを守っていくのだと夢見ていた。
十三歳のその日、性徴検査を受けるまでは……。
思いがけずオメガの判定を受け、夢であった軍属の道を断たれてしまう。
それだけでなく医者から「既につがいのいる身」だと告げられる。
失意のミシュアルを見かねた従兄妹・ラナにより、妃候補の護衛として国王・イズディハールの後宮へ。
ミシュアルは後宮で自身のつがいの痕跡を見つけ――
兄たち同様、自分がアルファであることを信じて疑わなかった。
そしていずれは衛兵として、尊敬する次期国王・イズディハールを守っていくのだと夢見ていた。
十三歳のその日、性徴検査を受けるまでは……。
思いがけずオメガの判定を受け、夢であった軍属の道を断たれてしまう。
それだけでなく医者から「既につがいのいる身」だと告げられる。
失意のミシュアルを見かねた従兄妹・ラナにより、妃候補の護衛として国王・イズディハールの後宮へ。
ミシュアルは後宮で自身のつがいの痕跡を見つけ――