嵌められた悪役令息の行く末は、

精霊に愛された精霊使いの公爵子息・エミールは、その特殊な能力ゆえに自国の第二王子と婚約していた。
しかし結婚式が一か月後に迫ったある日、罪人に仕立て上げられ、投獄されてしまう。
実は婚約者の王子が、平民出身の男爵令嬢に惹かれており、エミールを疎んでいたのだ。
支えたいと思っていた王子に裏切られ、最下層の牢で衰弱していくエミール。
だが、幼い頃に結婚を申し込んできた帝国の皇太子・シグヴァルトが現れて――
「お前以上に大切なものなんてない」
魔眼持ちの皇太子と、精霊使いの公爵子息の純粋すぎる愛の物語!