仮初め寵妃のプライド皇宮に咲く花は未来を希う

「貴方は、花を愛でるように、わたくしを愛でて下さればよろしいのですわ。
気が向くままに構い、僅かの安らぎを得て、背後を気にする事なく体を楽しんで下さればいい」

皇宮が後継者争いでにぎわう中、第四皇女のヴィアは焦っていた。
それは、好色家の皇帝(義父)に妾妃になるよう仄めかされたから。
今まで病弱設定で目立たないように生きてきたヴィアだったが、じっとしていても状況は悪化するだけ。
そこで、次期皇帝の筆頭、第一皇子アレクに期限つきの愛妾契約を持ちかけるのだが……!?　
見た目は儚く麗しい、だけど中身は逞しく聡明な皇女ヴィアは、周囲を魅了し大国の皇子を振り回す――!　
型破りな寵妃ヴィアの一代記!