「僕は吸血鬼だ。わかる?人外なんだよ」
ヴァンパイアの能力。
その1「血は吸わなくても体液でOK」
その2「人間の記憶を消せる」
幼い頃に両親を惨殺され、以来犯罪撲滅に生きる孤高の刑事・瀬名(せな)。
連続吸血殺人事件の捜査に追われる日々だった彼の前に、自らを吸血鬼だと名乗る超美形な青年が現れた。
両親の事件の折、幼き瀬名を救ったという吸血鬼(かれ)に半信半疑だったが、身動きを封じられ熱く甘く首筋を吸われる感覚はまごうことなきヴァンパイア…!
「吸血殺人の犯人は吸血鬼じゃない」と主張する彼と事件を追ううちに、瀬名は次第にその吸血鬼--ファルコ--に心を許している自分に気付き…! ?