――愛するわけではない。これは復讐の手段だ。
ルヴォー家の令嬢アイディーリアは、政敵であるフォンタナ家の嫡子シルヴィオと惹かれあい、ひそかに愛を育んでいた。
だが、ルヴォー家の陰謀によりフォンタナ家は粛清され、シルヴィオも行方不明になってしまう。
それから五年、罪の意識に苛まれる彼女の前に、隣国の大公となったシルヴィオが現れる。
「おまえに許されるのは、俺の慈悲を乞うことだけだ」
愉悦の笑みを浮かべる彼に純潔を奪われたアイディーリアは、それから毎夜、熱い欲望を穿たれて――。
復讐を誓う大公×贖罪に囚われた令嬢、引き裂かれた恋人たちは再び惹かれあう――