作者 | 宮本れん |
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イラスト | 円之屋穂積 |
ジャンル | ノベル |
JAN/ISBN | 9784344854109 |
出版社 | 幻冬舎コミックス |
レーベル | リンクスロマンスノベル |
発売日 | 2024.05.02 |
好きという気持ちが高まると、周囲に花びらを降らせるという不思議な力を持つ 少数民族〈花の民〉――結婚した相手は富や名声を得ると伝わっていることから、 彼らは別名〈幸福の民〉とも呼ばれている。
人里離れた小さな谷でひっそり暮らす〈花の民〉・ルスランは、 ある日やってきた城の使いに、〈花の民〉の力で 深い孤独を抱えた王・ナフルーズを癒す、花嫁になってほしいと乞われる。
突然の申し入れに驚くものの、隠れて生きるばかりだった<花の民>が 国の役に立てるなら……と、受け入れる覚悟を決めたルスラン。
城に召し上げられ、ついにナフルーズと対面したルスランは、 その場で桃色の花びらを降らせてしまう。 それはつまり、相手への好意――“一目惚れ”ということ。
しかしその瞬間、ナフルーズの顔が強張るのを目にしてしまう。
早々に失恋を覚悟したルスランと、それでも優しく接してくれるナフルーズ、 互いに本音を伝えられないまま、二人の新婚生活がはじまるが――?