正妃の子でありながら五番目の王子・イリス。
跡目争いを避け、聖職者として生きるために隣国・アールステット帝国に研修に訪れていた。
そこで出会った無邪気な5歳の皇子・コンラードに懐かれたことをきっかけに、皇帝一家との距離が縮まっていく。
中でも第三皇子で勇猛な騎士・クリストフェルは、何かにつけてイリスに会いにくる。
愛情の薄い王家で育ったイリスは、クリストフェルが自分だけに向ける優しさ、温かさがくすぐったい。
一体どうしてーー! ?
クリストフェルに会うたび、気持ちが募っていきーー。