興国の花、比翼の鳥

内容紹介

清廉潔白で高潔な父が、祖父である皇帝の怒りに触れ自害の勅命を送られた――。
あまりにも理不尽な勅命に、十歳の少年は皇帝への復讐を誓うが、
逃げ込んだ山の中の隠し里で義賊の男と出逢い、次第に攻めの仲間たちとも打ち解け、
少しずつ子供らしく笑うようになっていってた。
それから八年後、義賊から足を洗った男は善人の太守に士官し、十八になった少年は美しく成長した。
そんな時、自分を助けてくれた善人の太守に謀反の疑いがかけられ――!?