内容紹介
昭和初頭の秋。
大日本帝国陸軍近衛師団に所属する相馬晄久には忘れられない過去があった。
幼い頃、別荘番の息子・阿澄に告げた「おまえを守ってやるよ」という約束を果たせないまま、離ればなれになってしまったのだ。
―あれから十数年。
今も後悔する晄久の前に、新任の軍医として現れたのは、美しく成長した阿澄その人で…。
大日本帝国陸軍近衛師団に所属する相馬晄久には忘れられない過去があった。
幼い頃、別荘番の息子・阿澄に告げた「おまえを守ってやるよ」という約束を果たせないまま、離ればなれになってしまったのだ。
―あれから十数年。
今も後悔する晄久の前に、新任の軍医として現れたのは、美しく成長した阿澄その人で…。