天然な殺し屋さんと不運なお嫁さん(仮)(下)

「あんた(江月)が大人しく殺されるなら
この子(さとり)は見逃してあげる」

電話口の冷たい声はさとりを攫ったという知らせと残忍な要求を告げる。
なんと黒幕は江月が〝姉さん〟と慕う紅花だった。
彼女はなぜ誘拐事件を企てたのか?
そこには江月が半壊させたはずの組織が関わっていて……。
絶体絶命の危機に為す術がない二人、そして何かを企む銀流会。
それぞれの思惑が交錯する抗争は衝撃の展開を迎え――。

心をなくした殺し屋×不幸体質の地味OL
異色のラブストーリーは感動のフィナーレへ!!