記憶の怪物(1)

三ヶ月前に兄・千晴を事故で亡くした千澄。
兄の死に苦しむ日々を送る中、〝記憶〟を糧に故人へ擬態するという人工知能擬態生物「ハピネス」の存在を知る。
もう一度、千晴に会えるならと実験モニターに申し込むことに。
ハピネス・型番RE614を起動すると現れたのは、見た目は千晴そのもののクローン人間で――。
主食である、千晴の「記憶を有するもの」を与える度に、外見だけでなく中身まで兄に近づくRE614に不安を覚える。
大切な思い出を食い尽くされてまで、RE614(ニセモノ)を生かし続けることに意味はあるのか…?
千澄は自分の気持ちがわからなくなり――。

「二度と会えない人に…また会いたいですか?」

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台湾で人気沸騰中のBL作品『記憶の怪物』(MAE著)、2020年Qpaコレクションに上陸!!
台湾での売り上げランキングトップクラス、イベントなども多角度に展開されている実力作家が描く究極の兄弟愛がここにーー。
1.2巻同時発売、どうぞお楽しみに!