パンデモニウムより愛をこめて

僕ら天使の仕事は、迷える子羊を救うこと――悩み多き人間を救うため、下界へと降りてきたルイ。
義理の父と息子、人と人狼、神社の息子と鬼……彼らの歪んだ関係を"正し"、"幸せ"へと導こうとするルイだがその度、黒い瞳と翼をもったマルコが現れる。「愛しあう彼らの姿は醜いか?」立場や外見が異なり、たとえ闇を背負おうとも、視線と体を絡め互いを求める姿から目が離せないルイ。
悪魔のささやきは、地獄への招待状か、それとも――?
『バラ色の時代』『シュガーダーク』の恋煩シビトが写し出す、愛欲と享楽の世界。