扉の先に

俺の寿命を視てほしいんだ―

予期せぬ出来事で、ちょっぴり未来が視えるようになった大学生の郁磨。
ある日、同級生の渡部から、自分の寿命がいつまでなのか知りたいと言われる。
自分の意思とは無関係に起こる程度の能力なので、郁磨は「人の寿命など分からない」と断る。
だが、渡部の切実な様子が気になり始める。
そんな中、渡部が「脳内麻薬を出す行為をすれば、視られるかも」と郁磨に襲いかかり―。