六月の七星(3)

高校生の西賀かなたは地元注目のピッチャーで、幼なじみの野球部キャプテン・東雲晴雲とバッテリーを組んでいる。
子供のころから、晴星が「兄」でかなたは「弟」と兄弟のように育った二人。
「兄」晴星に恋い焦がれるかなたの想いが通じ、恋人同士に。
野球部もかなた・晴星バッテリーの活躍もあり、小樽代表になる。
他校の女生徒に囲まれ、強引に一緒の写真を撮られたり、一躍人気者なかなた。
ある日、二人は野球ファンのご当地アイドル・りあ菜の取材を受ける。
かなたの撮影中、晴星は、りあ菜からかなたに恋をしていると告げられる。
ショックを受ける晴星だったが……。