内容紹介
「いいひと」で居るだけじゃあの弟には勝てない
美羽がまだ蒼介を想っていると知りながら、それ故に蒼介の目の前でプロポーズした壱也。
美羽の心は乱れ……
「あいつと家族になんの?」
「なれんの?」
俺に訊かれて初めて美羽は、自分が曖昧なまま、指輪を受け取っている事を認識したっぽい。
「西条くんは私をすごく必要としてくれて……だから力になりたい」
そんなの答えになってねぇよ美羽。
それは「好きだから側にいたい」というのではないだろ。
美羽がまだ蒼介を想っていると知りながら、それ故に蒼介の目の前でプロポーズした壱也。
美羽の心は乱れ……
「あいつと家族になんの?」
「なれんの?」
俺に訊かれて初めて美羽は、自分が曖昧なまま、指輪を受け取っている事を認識したっぽい。
「西条くんは私をすごく必要としてくれて……だから力になりたい」
そんなの答えになってねぇよ美羽。
それは「好きだから側にいたい」というのではないだろ。