内容紹介
たった一人で国と共に滅ぶ道を選んだ大公・シモン。
葵にも息子の空にも、国や種を背負う苦しみを味わわせないための選択だった。
それがシモンなりの愛だと知った葵は、空と一緒にケルドア公国へ。
シモンの種を受け継いだ空は祝福されるが、ナミアゲハの葵は冷遇される。
葵を粗雑に扱う城の使用人たちを次々と解雇しはじめるシモン。
愛しているとは口にしない一方、過剰なまでに葵を守ろうとする。
そんなシモンの苛烈さに、葵の胸は疼き……。
葵にも息子の空にも、国や種を背負う苦しみを味わわせないための選択だった。
それがシモンなりの愛だと知った葵は、空と一緒にケルドア公国へ。
シモンの種を受け継いだ空は祝福されるが、ナミアゲハの葵は冷遇される。
葵を粗雑に扱う城の使用人たちを次々と解雇しはじめるシモン。
愛しているとは口にしない一方、過剰なまでに葵を守ろうとする。
そんなシモンの苛烈さに、葵の胸は疼き……。