内容紹介
「敵機を墜として俺も死ぬ」
浅群のその願いを、三上の整備魂は許せなかった――。
要保護の軍神・浅群塁と、整備に燃える三上の青春の日々。
戦後十八年目のある日、三上徹雄(みかみてつお)のもとを病死した旧友・城戸勝平(きどしょうへい)の息子が訪れた。
封を開けると、中には戦死した零戦パイロット・浅群塁(あさむらるい)に関する内容がしたためられていた……。
――時は太平洋戦争中期。
ラバウルに向かう途中、
三上が乗っていた一式陸攻は敵の攻撃に遭い、
不思議な音を響かせて戦う一機の零戦に助けられる。
着任後、命の恩人を捜していた三上は、
「ローレライ」という二つ名を持つ、
声の出ない、碧い目の搭乗員に出会う。
彼こそが三上たちを救ってくれた、零戦乗りの浅群塁一飛だった。
浅群のその願いを、三上の整備魂は許せなかった――。
要保護の軍神・浅群塁と、整備に燃える三上の青春の日々。
戦後十八年目のある日、三上徹雄(みかみてつお)のもとを病死した旧友・城戸勝平(きどしょうへい)の息子が訪れた。
封を開けると、中には戦死した零戦パイロット・浅群塁(あさむらるい)に関する内容がしたためられていた……。
――時は太平洋戦争中期。
ラバウルに向かう途中、
三上が乗っていた一式陸攻は敵の攻撃に遭い、
不思議な音を響かせて戦う一機の零戦に助けられる。
着任後、命の恩人を捜していた三上は、
「ローレライ」という二つ名を持つ、
声の出ない、碧い目の搭乗員に出会う。
彼こそが三上たちを救ってくれた、零戦乗りの浅群塁一飛だった。