純潔の巫女と千年の契り

栄華を極めた華和泉の国に、神と共に采配を振るう験の巫女がいた。
その拠点とされた華和泉神社に生まれた美鈴。
可憐な容姿と優しい心を持ち、祖父と二人で幸せに暮らしていた。
しかし、二十歳になった美鈴の身体に異変が起こる。
祖父を残して死ねないと祠に祀られた神に助けを求めるが、そこに現れたのは二人の男。
硬質で勇ましい黒蓮と柔和で輝く美貌の白蘭…双子の神だった。
美鈴は彼らに仕えた験の巫女の血を引くらしい。
黒蓮と白蘭に愛された美鈴は―?