内容紹介
冷たく深い山脈、捨てられた兄と弟。
兄のチルチルは煙草二本で男と寝るあばずれ。そして、自分たちを捨てた父親を待っている。弟のミチルはそんな兄に不思議な感情を抱く。
時が止まった銀世界…しかし、日々は静かに流れゆく。通り過ぎてゆく人々、季節の中で互いに呼応する魂の辿り着く場所は…
兄のチルチルは煙草二本で男と寝るあばずれ。そして、自分たちを捨てた父親を待っている。弟のミチルはそんな兄に不思議な感情を抱く。
時が止まった銀世界…しかし、日々は静かに流れゆく。通り過ぎてゆく人々、季節の中で互いに呼応する魂の辿り着く場所は…
コメント
たんたんと静かに流れる時間と雪山は、二人の兄弟の心情を物語っているようだ。その関係は、脆いようで堅く、堅いようで脆い。読み終えた時、二人の兄弟に「神のご加護を」と言ってしまいそうになった。コメント:あくあ